名称 | 株式会社 和香園(わこうえん)/鹿児島堀口製茶有限会社(かごしまほりぐちせいちゃ) |
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住所 | 〒899-7503 鹿児島県志布志市有明町蓬原758番地 |
取扱品種 | さえみどり・ゆたかみどり など |
創業 | 1989年 |
和香園のお茶の特徴
和香園さんは鹿児島の自然豊かな大隅の大地、志布志市有明町でお茶づくりを70年余り続けています。その歴史を紐解くと、戦後まもなく「緑茶」ではなく、「紅茶」の栽培製造を始めたのがルーツです。
茶畑面積は300ha(自社120ha、系列180ha)と全国屈指の規模で、そこから生産されるお茶は国内はもちろん、近年では海外からの需要も増えています。
規模が広大になっても、お客様の喜ぶ笑顔を想像しながら、お茶づくりを楽しみながら、紅茶を含む発酵茶や緑茶などを世界中の人に親しんでもらえるよう大切につくっています。
和香園のこだわり
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300ha(自社120ha、系列180ha)の広大な茶園
鹿児島の自然豊かな大隅の大地、志布志市有明町で自分たちの茶畑や契約農家さんからつくられた茶葉の製造・販売を一貫した生産体制を行なっており、日本ではまだ少ない荒茶工場から包装仕上工場まで、食品安全の国際規格FSSC22000有機認証などの各種認証を取得しています。
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自然環境に良いものは
人間にとっても良いもの今からおよそ20年前に顧問である堀口泰久さんは、茶畑で化学農薬を使用すると害虫だけでなく、自然の生態系も破壊してしまうことに気がつきました。そのきっかけから現在では、害虫の発生調査や定期的に行う土壌分析に基づき、自然の力を利用して、環境にも人にもやさしい栽培方法を行なっています。
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茶園の自然生態系を尊重した
独自の機械開発台風が過ぎ去った後の茶畑に害虫がいなくなっていることをヒントに、風と水を使った機械「ハリケーンキング」や、約270℃~300℃の高温水蒸気を発生させ、雑草の成長を防ぐ「スチームバスター」などの機械開発を20年ほど前から取り組み、現在の栽培に役立てています。
取材×レポート
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南国鹿児島・大隅地方ならではの、
まろやかな味わい自然豊かな鹿児島県大隅半島の大地は、お茶に最適の環境です。日照時間の長さ、日差しの強さを活かした南国ならではのお茶はまろやかでコクのある味わいになります。
様々な食材に親しむ日本食には、まろやかな紅茶も合うと考え、和香園さんでは優しい紅茶づくりに取り組んでいるそうです。 -
香り高い茶葉を生み出す
低温萎凋インドのダージリンのように、芳醇なマスカテルフレーバー。和香園さんではその華やかでフルーティーな香りを目指し、茶葉の水分量を調整しながら萎凋をしています。
低温萎凋を行なうことで、ゆるやかに発酵。茶葉を新鮮な状態にすることによって、花のように華やかで甘い香りに仕上げています。 -
よき土に育つ、よきお茶。
和紅茶を、世界で第四の紅茶に世界三大紅茶である、インドのダージリン、スリランカのウバ、中国のキーマン。そこに、日本の「和紅茶」を加え、世界の第四の産地をつくりたい。そんな想いで紅茶づくりに取り組んでいる和香園さん。そのために、よき土によきお茶が育つと今日までお茶の生産を続けてきました。
健康的な環境で育て、日本だけでなく、世界中の人に安心して飲んでもらえるお茶づくりを行なっています。
この取り組みが認められ、国際的なお茶や食のコンテストでの受賞に繋がっています。